『キュリオス』 シルクドゥソレイユ

こんにちは!けいぶーです。今回ご紹介するのはタイトルにある通り、シルクドゥソレイユの『キュリオス』という舞台についてです。

目次

  • 名古屋公演への行き方
  • キュリオスの意味
  • 演目

名古屋公演への行き方

今年のキュリオス日本公演ですが、なんと名古屋にも来ています。名古屋公演は11月22日から1月28日までやっております。まだチケットを入手していない方はまだ購入することができます。


座席はこのようになっていて、ほとんどがSS席となっています。今回私が購入したのもSS席でBの前から3列目のC寄りの席でした。SS席を買っても真ん中に行けるかどうかは正直運なので、ど真ん中しか絶対に嫌という方は高いお金お金を払ってオリジナル特典付の席を確保すると良いと思います。

 

名古屋公演の場所ですが、名古屋ドームの横に特設ステージが用意されています。最寄りの駅は地下鉄名城線前矢田駅です。

ここで注意するポイントはイオンモールと会場の間は横断歩道がないという点です。ということは、一旦イオンモールに入ってから、二階の北口の連絡橋を通っていくしかありません。

キュリオスの意味

キュリオスの意味は、骨董品、好奇心 という意味です。舞台は産業革命のスチームパンクの世界を表現していて、19世紀の貴族が世界中から集めた不思議なものを飾っておいた棚~「博物館の前身」、「美術館の先祖」~、つまり「ヨーロッパのルネサンス時代の不思議なものを収納した棚」を指しています。http://www.kurios.jp/about-story.htmlより

キュリオスはシルクの中で一番小道具が多く、見る人に飽きさせない工夫をしています。昔の時代を描いているのに全く新しく、好奇心に満ち溢れている作品、それがキュリオスです。

演目

演目はこのようになっていて、上から順に説明していくと、

第一部

  • 空中ジャグリング
  • 空中自転車(空中ブランコみたいなもの)
  • 組体操(軟体)
  • 透明サーカス
  • 高く積み上げられた椅子の上でバランス
  • ポールと板のバランス

第二部

  • 空中トランポリン
  • 男二人の空中ブランコ(紐のみ)
  • ヨーヨーパフォーマンス
  • 指パフォーマンス(プロジェクション)
  • 体操
  • フィナーレ

という形になってます。どれも想像の上を超えたパフォーマンスをしていてまさにキュリオスの塊でした。

「空中ジャグリング」は初めステージの上でパフォーマンスをしていて、それでも沢山の決め技をしていて凄かったのですが、空中で上下する台の上でジャグリングをするという聞いたこともないような演技をしていました。だって、投げたピンが落ちるのは投げた場所じゃなくてピンが落ちるよりも速く落ちてキャッチするんですよ。もうあっぱれ。

次に凄いと思ったのは」「組体操」で沢山の貞子がいました(笑)。この演目は二年前のシルクドゥソレイユ『トーテム』と似ていました。背中を本来曲げる方向とは逆方向に曲げて足の間から顔を出す形が3段上に積み上がっているんです。貞子on貞子on貞子、あっぱれ。

ただ人間離れした技だけではなくて面白いものもあって、「透明ショー」です。透明人間や透明なライオンなどがいるという設定でショーをするのですが、演技する人が人を笑わせる才能があって、舞台装置も相まって本当にそこにライオンがいるかのような不思議な気持ちになります。しかも観客を巻き込んで行うショーなので観客がステージにいると自分がそこにいるようで本当にわくわくします。

「椅子の上でバランス」をとる演目は一見よく見るバランスだなーと思って見ていたら、上から同じようにまるで鏡のようににょきにょきと椅子が生えていてそれがつながるんですよね。初めは鏡だと思っていました(だって上から重力に逆らって椅子が積み上がるなんて普通はあり得ないですよね)ここではありえるんです。

「空中バランス」は空中で揺れる台の上で円柱のポールを3つ縦に積み上がっている間に横向きに自由に動く円柱を2つ差し込んでその上に板を乗せてバランスをとる演目です。観客の頭上まで揺れる台でバランスをとるのは本当に難しい思う。だって揺れる分、加速度が働くので揺れる段階によって体が前後に引っ張られるんですよ。そんなん地震が起きた時に自分の身長くらいの自由に動くるの上でバランスをとるのと同じですよ。ましてや相当の高さなのでそれより難しいはずです。難易度は想像すらできません。

「空中トランポリン」はステージ全面に張られたネットの上で8人くらいの人が集団でトランポリンをする演目です。これの凄いところは、皆の息が合わないと高くジャンプできないことです。たとえ一人でネットの上でジャンプしてもせいぜい1メートルくらいしかジャンプできません。しかし、波の性質を利用うことによって、全員で一人を高くジャンプさせることができます。all for oneですね。

「空中ブランコ」は筋肉隆々な男二人が空中で互いにシンクロしながらパフォーマンスする演目です。空中ブランコは女性のイメージが強いですがあえて男二人という設定が良いですね(笑)。

「指パフォーマンス」はシルクの挑戦と言ってもいいかもしれません。これはサーカスというよりは芸術に近いもので、指の動きの影像で物語を展開するといったまったく新しいサーカスです。

「体操」はやはり鳥をかざるだけあって、圧倒されます。大人数で人の上から人の上へ、もはや人ではないかもしれません(笑)。最終的には人が直立の状態で4人縦に積み上がります。全員ムキムキなので単純計算で300キロ以上の人をバランスを崩さず直立不動でいるんですよ。車なんて余裕で持ち上げられそうです。

まとめ

二年前もシルクドゥソレイユ『トーテム』に行ったが、まったく新しくて本当に楽しませてもらった。こんなに胸躍ったのは久しぶりだった。シルクの魅力は演技もさることながら、音楽、出演者の個性だと思う。音楽は生演奏で気分が楽しくなる音楽だし、出演者の表情の一つ一つが見ていて飽きない。次の日本公演が楽しみだ。