ラズパイzeroをバッテリー運用する方法3選

【raspberry pi zero】外部電源によるバッテリー運用をする方法

こんにちは! けい(Twitter)です。

今回は、ラズパイzeroを外で使いたい時に便利な、バッテリー運用をする方法について以下の3種類でまとめていきます。

今回紹介する3つの方法
  1. モバイルバッテリー
  2. 「Pisugar2」:ラズパイzero専用バッテリーモジュール
  3. 乾電池

モバイルバッテリー

繋げるだけで使える一番簡単な方法

モバイルバッテリーはラズパイzeroを外部電源で運用する際に、最も簡単でパワフルな方法です。

以前の記事でもラズパイをモバイルバッテリーで運用する方法を紹介しました。

ラズパイの他のモデルでも使用可能

モバイルバッテリーを一つ買えば、あらゆるラズパイの機種でも使用することができるので大変便利です。

欠点としては、大きさの問題です。
ラズパイzeroが小型なので、それに見合うような小型のモバイルバッテリーは中々ありません。

そのため、大きさは気にしないけど安定した電力が欲しいという方におすすめです。

「Pisugar2」:ラズパイzero専用バッテリーモジュール

zero専用に設計されたスタイリッシュなバッテリーモジュール

Pisugar2」は、ラズパイzero専用に作られたバッテリーモジュールです。

ラズパイの基板に直接接続する形なので、省スペースな外部電源として使用できます。

ただのバッテリーじゃない、多機能バッテリーモジュール

さらに、ただのバッテリーではなく、複数の機能も持っています。

「Pisugar2」の機能
  • UPS
  • RTCによる自動起動
  • カスタムボタン

UPSとは、停電時バッテリーに自動で電力供給を切り替える機能で、有線で電力をラズパイに供給している時に威力を発揮します。

また、ラズパイにはデフォルトの機能として存在しないRTC(リアルタイムクロック)を搭載することで、時間指定でラズパイを自動起動させることができます。

詳しい使用方法については以下の動画が参考になります。

Pisugar2は「できるだけサイズを抑えた外部電源が欲しい!」という方におすすめです。

乾電池

最後に乾電池から電力供給する方法について紹介します。

5V出力の昇降圧型スイッチング電源モジュール

ラズパイは5Vの電圧供給が必要です。
乾電池の電圧に依らず安定した電圧を供給するために、電圧を変換させるモジュールを使用します。

商品リンク

ラズパイのGPIOピンから電源供給

ラズパイの5VとGNDの二つのピンにモジュールの+と-をそれぞれ接続します。

複数の乾電池の種類に対応

下の画像は、データシートより抜粋したスイッチングモジュールの特性です。

ラズパイの推奨電流は1.2Aなので、1.2A以上の出力電流を出せれば大丈夫です。
つまり、入力電圧が4V以上あれば良いことが分かります。

よって、単三電池3本以上あればラズパイzeroを動作させるには十分な電力を供給できます。

動作実験

次の2つの構成で動作確認を行いました。

  • 単三電池 3本(4.5V)
  • 9V電池

どちらもラズパイとカメラモジュールのLEDが点灯していることが確認できます。
つまり、正常にラズパイが動作する電力が供給されていることが分かりました。

最後に

今回はraspberry pi zeroをバッテリー運用する方法についてまとめてみました。

3つの方法はそれぞれメリットとデメリットがあるので、お使いのシーンに合わせて運用方法を考えてみてはいかがでしょうか。

それでは良きラズパイライフを!