【PR】ラズパイをタブレット化するキット「RasPad3」の組み立てから設定まで

Raspberry Pi をタブレット化するキット「RasPad」を組み立てからセットアップまで

こんにちは! けい(Twitter)です。

今回は、ラズパイを「タブレット」にすることができる「RasPad」という商品を紹介していきます。

この商品はSunFounder様よりご提供いただいた商品です。

RasPadの紹介

RasPadとは

出典:raspad.com

RasPadを一言で言うならば「Raspberry Pi をタブレット化」するためのキットです。

Raspberry Pi は初学者や子供を始めとするビギナーには、周辺機器やスペースの確保がハードルとなっています。

それを解決するのが「RasPad」です。

ラズパイをタッチディスプレイと一体型にすることで、煩わしい配線を最小限に減らすことができます。

そのため、初学者でもラズパイに親しみやすいデザインとなっています。

キットの中身

出典:raspad.com

ラズパイを収める筐体とモニターが一体型になっています。

また、ラズパイのCPUなどに取り付けるヒートシンクやファンが入っているため、熱対策も十分です。

さらに、リチウムイオンバッテリーが接続されているので、ポータブルにラズパイを使うことができます。

ただし注意するべきポイントとして、「Raspberry Pi 4 Model B」はキットに付属していません。
そのため、ラズパイ4を持っていない方は別途購入する必要があります。

「RasPad3」の組み立て

組み立て方

組み立て自体は簡単に行うことができます。
15分もあれば組み立てることができます。

キットに説明書が付属していますが、より詳しい説明が公式ドキュメントに載っています。

まずは、背面のカバーを付属のドライバーで開けていきます。

背面のカバーを開けると、このようになっています。
スピーカーとバッテリーがあることが分かります。

ここにラズパイをセットして、ケーブル類を説明書の画像の通りに挿していきます。

この時点ではSDカードを抜いたままにしてください。

続いて、ファンと傾きセンサーを取り付けていきます。

ファンは線を基板上に接続し、背面に固定します。

傾きセンサーははんだ付けの必要がなく、ピンに挿しこむだけで接続できるようになっています。

最後に背面を再び閉めて、SDカードを挿入すれば完成です。

インターフェース

全体でこのような外観となっています。順に見ていきましょう。

左面にはラズパイの各種インターフェースが揃っています。

  • 有線LAN
  • USB3.0 × 3
  • HDMI
  • オーディオ
  • 充電ポート

右面には「Micro SDカードスロット」「電源ボタン」「音量ボタン」「明るさボタン」があります。
また、バッテリーの残量を示すゲージも付いています。

上面にはGPIOケーブルを取り付けることで、「RasPad」でGPIOピンを使うことができます。

背面にはCSIコネクタがついており、ラズパイのカメラモジュールを取り付けることもできます。

「RasPad」を起動させてみる

SDカードにRaspberry Pi OSをインストールする

RasPadは様々なOSに対応していますが、ひとまず「Raspberry Pi OS」をインストールしてみます。

SDカードへのOSのインストールは以前の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてください。

RasPadでRaspberry Pi OSを起動させる

OSをインストールしたSDカードを「RasPad」に挿入します。

続いて、充電をしながら電源ボタンを3秒以上長押しするとラズパイの電源が入ります。

起動後は、キーボードの接続が必要です。

後に仮想キーボードの設定を行えばキーボードは必要なくなりますが、初めのセットアップ等に必要です。

仮想キーボードを有効化する

Wi-Fiの接続が完了したら、「仮想キーボード」のインストールを行います。

仮想キーボードを有効化できれば、物理的なキーボードがいらなくなります。

公式ドキュメントに沿って、説明していきます。

ラズパイで「ターミナル」を開いて、次のコマンドをコピペして実行します。

sudo apt install onboard -y
sudo apt install at-spi2-core

続いて、「設定」→「Onboardの設定」から、次の赤枠の部分にチェックを入れます。

左の「ウィンドウ」タブをクリックして、「画面の端に固定する」にチェックを入れます。

左の「Auto-show」タブをクリックし、「テキスト編集時に自動的に表示」にチェックを入れます。

また、「レイアウト」タブからキーボードの大きさ、「テーマ」タブからキーボードの色などが選択できます。

「ユニバーサル・アクセス」から「Onboard」をクリックします。

これで仮想キーボードを有効化できたので、画面上のキーボードから文字を入力することが出来ます。

右クリックを有効化

タッチディスプレイで「右クリック」ができるようにしていきます。

次のコマンドをターミナルで実行していきます。

まずgithubからダウンロードします。

sudo apt install build-essential libevdev2 libevdev-dev -y
git clone 'https://github.com/PeterCxy/evdev-right-click-emulation.git'
cd 'evdev-right-click-emulation'

ビルドします。

make all

/usr/local/binにコピーして、実行可能にします。

sudo cp 'out/evdev-rce' '/usr/local/bin/'
sudo chmod +x '/usr/local/bin/evdev-rce'

設定ファイルを編集します。

sudo nano /etc/rc.local

実行すると、編集エディタが開きます。

キーを入力してスクロールし、下の画像のように「exit 0」の上に「sudo /usr/local/bin/evdev-rce &」をコピペします。

その後、Ctrl+OEnterCtrl+Xの順でエディタを終了します。

再起動すると、右クリックが有効化されます。

sudo reboot

長押しすると右クリックと同じ動作ができます。

RASPAD LAUNCHERをインストール

Raspberry Pi OSをタブレットライクなOSに変更してくれる「RASPAD LAUNCHER 」をインストールしていきます。

ターミナルで次のコマンドを実行します。

wget https://github.com/raspad-tablet/raspad-launcher/releases/latest/download/raspad-launcher.zip
unzip raspad-launcher.zip
cd raspad-launcher
chmod +x install
sudo ./install

左上のアイコンをタップすると、下の画像のようにタッチしやすいUIが表示されます。

総評:RasPadの良い点・悪い点

良かった点

私が感じた良い点は以下の通りです。

  • 配線がコンパクト
  • バッテリー付属
  • 筐体がかっこいい

ディスプレイが一体型という点で、まずディスプレイを別途用意する必要がないですし、マウスやキーボードもいらない点が一番のメリットだと感じました。
(プログラミングをするならキーボード必須)

また、バッテリーが付属しているので使う時にケーブルを挿さなくてもいいので、気軽に使うことができます。

さらに、筐体はプラスチックですがアルミ削り出しに見えるので高級感もありますし、この中にLinuxマシンがあると思うと中々かっこいいデザインだと思います。

不満点

悪い所も正直に書きたいと思います。

  • 設定が少し面倒
  • 角度が変更できない

まず、タッチだけで使えるようにするための設定が少し面倒だと感じました。

初学者向けのデバイスだとしたら、もう少し簡単に使えるようにして欲しいと感じました。
組み立て自体は簡単ですが、いざ使おうとした時に設定が難しくてラズパイが嫌いになってしまう方がいるのではないかと思います。

また、角度が変更できないという点も不満ポイントとして挙げました。

背面に角度を変えられるような機構が付いていればもっと使いやすくなると感じました。

最後に

ラズパイを「タブレット化」するキット「RasPad」を組み立てて設定までを行いました。

ラズパイをタブレットとして使えるので新鮮で中々面白い商品だと感じました。

プログラミング学習者や、趣味でラズパイを使うユーザーまで幅広く使用できるデバイスです。

下のリンクから商品ページを確認できます。