こんにちは! けい(Twitter)です。
今回は、近年STEAM教育の重要性が広まりつつある中で、プログラミングを楽しく学べるアイテム「micro:bit」について紹介していきます。
目次
micro:bitとは
micro:bitが誕生した背景
2015年に英国放送協会(BBC)により、子供達のデジタル・IT教育のために「micro:bit」が作られました。
このBBCという組織は、日本でいうNHKと同じような組織で、民間企業ではなく公共放送を行う企業です。
そのような企業が子供の能力向上のためにmicro:bitを作り、11歳と12歳の小学生全員に配布しました。
つまり、英国の国家が認めた教育ツールということになります。
何が学べる?
Microbit(マイクロビット)は、STEAM教育全般が学べます。
S:science(科学)
T:techbology(テクノロジー)
E:engineering(工学、ものづくり)
A:art(芸術)
M:Mathematics(数学)
これらの能力は次世代の発展を大いに促進する能力で、全世界の教育機関がSTEAM教育の推進に力を入れています。
簡単にプログラムを組むことができる
小学生向けのプログラミングで「Scratch」というものを聞いたことはないでしょうか。
「Scratch」はブロックを繋げることで直感的にプログラムをすることができます。
プログラミングの一番の障壁である、プログラミング言語を学ぶ必要はなく、楽しくプログラミング的思考を養うことができます。
また、豊富な公式ドキュメントも揃っているため、サンプルコードを試しながら学ぶことが出来ます。
高度なプログラミング言語にも対応
ステップアップしていけば、AIを作ることができるプログラミング言語「Python」でもプログラミングに挑戦することができます。
つまり、幅広いレベルに対応していて、子供の挑戦意欲を養うことができます。
micro:bitで初めてのプログラミングに挑戦してみよう
micro:bitには機能がたくさん
マイクロビットについている機能だけでこれだけあります。
- LED(5×5)
- ボタン2つ
- 無線アンテナ
- 明るさセンサー
- タッチセンサー
- 温度センサー
- 加速度センサー・コンパス
- マイク
- スピーカー
- 端子
これらの物理的な機能をプログラミングで制御することができます。
ワクワクしますよね。
LEDを光らせてみよう
それでは簡単なプログラムを作ってみましょう。
プログラムは公式サイト上で行うことができます。できればPCやタブレットで行うとプログラミングがしやすいです。
また、「マイクロビット」が無くてもプログラムをサイト上で実行することができます。
次の手順に従って、一緒に作っていきましょう。
まず、公式サイトにアクセスして、「新しいプロジェクト」をクリックします。
プロジェクト名を適当につけます。
プロジェクトの画面が開きます。
下の画像のように、①「基本」をクリックし、②「アイコンを表示」を右側のスペースにドラッグアンドドロップします。
「最初だけ」と「ずっと」というブロックがあるかと思います。
「ずっと」の中に「アイコンを表示」をドラッグアンドドロップすると、左側のマイクロビットが連動してハートマークが表示されます。
これだけでLEDを光らせることができます。
どうでしょうか、簡単でしたよね。
最後に
今回は、子供のSTEAM教育を促進させるアイテム「micro:bit」を紹介しました。
「micro:bit」は小学生から大人まで、アイデアを形にできる面白い商品です。
「micro:bit」を使って、未来のデジタル人材への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
私は以前、Pythonを使って画像認識AIを作った経験があります。(記事参照)
この時は「マイクロビット」ではなく、「Raspberry Pi」を使ったものですが、「マイクロビット」でプログラミング的思考を養い、よりレベルの高いものへ抵抗なく挑戦することができます。