こんにちは! けい(Twitter)です。
今回は、ラズパイで出来ることを自分なりにまとめたので、紹介していきたいと思います。
もちろん出来ることは無限大ですが、難易度別に特に面白いものを紹介していきます。
目次
PCとして使う (★☆☆☆☆)
ラズパイは、Linuxコンピュータとして使うことができます。
Linuxを初めて使う方にはもちろん、Ubuntuなどの全世界で幅広く使われているOSを学ぶことができます。
また、ラズパイの推奨OS、Raspberry Pi OSは、ウェブブラウザやOffice互換ソフトなど、Windowsと遜色ない使い方ができます。
マインクラフトで遊ぶ (★☆☆☆☆)
先ほどご紹介した、Raspberry Pi OSには、デフォルトでマインクラフトがインストールされています。
ラズパイを買ったら誰もがまず初めにマインクラフトを遊ぶのではないでしょうか。
また、Pythonでマイクラの世界をプログラミングできます。
プログラミング教育 (★☆☆☆☆)
ラズパイが2012年に初めて発売されたとき、子供たちにプログラミングを教えることが目的の一つでした。
子供向けのプログラミングはScratchが主流となっています。上の画像がScratchを開いた時の画面の様子です。
WindowsなどでScratchを教える教育が普通ですが、ラズパイでScratchを使うことで、LEDを光らせたり、モーターを動かすことができます。
なぜなら、ラズパイにはgpioがあるため、プログラムで電気回路を制御できるからです。
なので、WindowsやMacではできないことがラズパイにはできるので、実際に動くものを学ぶことができ、良い教育材料になります。
また、最新のRaspberry Pi 400という、キーボード一体型の製品が発売されました。
これにより、一層プログラミング教育に適した形となりました。
レトロパイで遊ぶ (★★☆☆☆)
RetroPieというOSをラズパイにインストールすれば、昔懐かしのレトロゲームを遊ぶことができます。
ラズベリーパイだけでも十分遊ぶことができますが、「PICADE」という専用のデバイスに繋げることで、レトロゲームをアーケードゲームとして遊ぶこともできます。
ウェザーステーション (★★☆☆☆)
ラズパイのgpioには、様々なセンサーを繋げることができます。
温湿度センサーというものをラズパイに繋げると、温度や湿度、気圧などの数値をラズパイで取得することができます。
取得した値をどのように用いるかも、プログラミング次第です。ディスプレイに表示してもいいですし、Twitterボットで何分かおきに気温をつぶやくのもいいですね。
web上で気象情報をモニタリングすることもできます。
監視カメラサーバー (★★☆☆☆)
ラズパイにカメラを繋げることで、画像や動画を撮ることができます。
また、リアルタイムにネットワーク上からカメラの画像を取得する、監視カメラとして使うことができます。
中でも、簡単に監視カメラを作ることができるOS、motionEyeOSを使えば、誰でも簡単にラズパイを監視カメラとして使うことができます。
また、物体が動いた時だけ動画を撮影するという動体検知機能も付いています。
NASサーバー (★★★☆☆)
ラズパイをNASサーバーとして使うことができます。
NASは同じネットワーク上にあれば自在にファイル移動・保存が可能なので、とても便利です。
Windowsからラズパイにファイルを送ったり、逆にラズパイで取得したセンサーの値をWindowsに送ったり、という便利なことが可能になります。
また、定期的にバックアップをとったりもできます。
そんな便利なNASですが、Sambaというソフトを使って作ることが一般的で、簡単です。
ロボットアームを動かす (★★★☆☆)
ラズパイでロボットアームの制御もすることができます。
「サーボモーター」と呼ばれる、正確な位置制御ができるモーターを使うと、ロボットアームを動かすことができます。
2020についに実現された、動くガンダムもサーボモーターで動いています。
下の記事で作り方は詳しく説明しているので、気になった方はぜひのぞいてみて下さい。
FMラジオ送信機 (★★★☆☆)
ラズパイをFMラジオ送信機として使うことができます。
pifmというライブラリをインストールして使います。
mp3などの音楽ファイルを、FMラジオとして発信することができます。
電波が届く距離は短いですが、自分だけのミニ無線局を作ることができます。(距離が長かったら法に触れる可能性)
上の画像のようにたった一本の線を繋ぐだけで電波を送信できます。
スマートリモコン (★★★☆☆)
皆さんの家には”リモコン”はありますか?
もちろんありますよね、テレビだったり、エアコンだったり、ライトだったり、
これらは全て、”赤外線“で通信を行っています。
ラズパイでそれらリモコンの赤外線を学習することができ、ラズパイから家電に向けて赤外線で通信ができるようになります。
それを利用して、毎朝8時に自動で寝室のライトを点けるというような、スマートリモコンを作ることができます。
ライントレースロボット (★★★★☆)
ラズパイに繋げたカラーセンサーで白黒を判別し、モーターを制御するプログラムを書けば、ライントレースロボットを作ることができます。
この作品を作るには、様々なことを学ぶ必要があるため、プログラミング学習にとっても良い教材だと思います。
カラーセンサーを複数個用いれば十字路などもまっすぐ進むことができますし、カメラと組み合わせた、さらに高度な制御もすることができます。
以前の記事で、Raspberry Pi Picoを用いたライントレースロボットの作り方について解説しています。
画像処理 (★★★★☆)
画像処理はある程度の学習が必要なため、少し難易度は高めですが面白いことができます。
Pythonの「OpenCV」というライブラリを用いれば、比較的簡単に顔認識などの高度な画像処理を行うことができます。
ラズパイのカメラを利用して、リアルタイムに画像処理を行うことができます。
電光掲示板( ★★★★☆ )
一般的に「マトリックスLED」と言われている複数のLEDがしきつめられたディスプレイをラズパイで制御することができます。
これにより、視覚的に楽しい遊びを開発することができ、アイデアの幅が広がります。
複数枚のマトリックスLEDを組み合わせることで、巨大なディスプレイを作ることも可能です。
AI学習 (★★★★★)
AI(人工知能)は、Pythonが得意としているため、ラズパイでもAIを動かすことができます。
scikit-learnというライブラリがAIの学習に最適です。
画像認識AIや、データの分類などを学ぶことができます。
当ブログでも、ラズパイでAIを動かすシリーズを紹介しているので、気になる方は見てみてください。
また、先ほどのロボットアームをAI画像認識を使って制御しました。
ゲームを作る (★★★★★)
Pythonは一般的にはゲーム作りには用いられていませんが、Pygameというライブラリを使うことで、Pythonでもゲームを作ることができます。
Pygameは、グラフィックと音声を扱うコンピュータゲームを設計するために開発されたものです。
Pythonは誰もが知っているような有名なゲームではほとんど使用されていませんが、ゲーム作りの学習に利用することができます。
Pygameを使ってゲームを作っている方は結構いらっしゃるようで、youtubeに上がっていたものを紹介します。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ラズパイでできるプロジェクト15個紹介しました。
どれもエキサイティングなプロジェクトで、まだまだ紹介できていないものもありますが、今回はここまでとさせていただきます。
私自身も、このブログで多くの面白いプロジェクトを作り続けています。
ぜひのぞいてみてください。