こんにちは! けいです.
来年度に大学院に進学することが決まりました.今回の院試を経験して,大学院入試の認識が甘かったと自覚しているので,これから大学院入試を受ける方向けに,特に内部生に向けて記事を書いていこうと思います.
目次
自分の状況
まず初めに自分自身がどのような状況で院試に挑んだのかを書いていきます.
前年度は内部生が誰も落ちなかった
去年は誰も落ちなかったゾ
私の所属する学科では,前年度の内部生が誰も落ちませんでした.
また,他の学科でも落ちて数人という状況でした.
しかも,前年度から試験のスタイルが変わって,学科によっては試験科目が選択できなくなりました.
それもあり,新しい試験のスタイルでは内部生が誰も落ちないのではないのか,というような風潮がありました.
先輩が楽勝だと言っていた
院試? そんなん楽勝だよ
はぁ,そうなんですか
そりゃそうですよね.前年度は誰も落ちなかったんですもの.
でも,自分より大学を知っている先輩達がそう言うと,それを信じて緩んだ気持ちになってしまうのも事実です.
私がそうでした. まさか落ちるなんてないよな,と.
勉強は約3か月間のんびりと
自分の研究室では,6月くらいから院試勉強を始める風習があり,週2で研究室に行って勉強,家でもたまに勉強という生活を続けました.
内部生ということもあり,過去問も豊富にあり,一緒に受験する仲間も多く,恵まれた環境でした.
何とも緩い勉強だったので,果たして受験勉強と言えるのか怪しかったです.
平均すると一日3時間ほどの勉強でしょうか.平均3時間を3か月,そんなところです.
院試1日目:筆記試験にて
ことごとく予想が外れる
先ほど前年度から試験が変わったと書きました.前年度の過去問は例年に比べ簡単になったので,今年も簡単なんだろうと高を括っていました.
しかし予想は外れ,配点が大きい科目が過去問にはないような難しい問題でした.
過去問を10年分やろうが関係ない問題が出てきて,正直焦りました.
また,授業では全くやっていなくて,こんな問題出ないだろうと思っていた問題が出たのでそれもびっくりしました.
院試2日目:結果発表の日
合格発表(仮)
私の大学の場合,院試1日目に筆記試験,2日目に面接試験がありました.
例年,内部生には面接で合否を大体教えてくれるので,合格発表が実質院試2日目でした.
面接というような面接ではなく,1日目の試験の出来栄えを聞かれただけでした.
私は受験番号が早かったので,いち早く合格したことを研究室に告げに行き,仲間の吉報を待っていました.
この時はまだ,全員が受かるものだと思っていました.
同じく院試を受けたメンバーが10名弱いて,一人また一人と,研究室に帰ってきました.
二人目が帰ってきたとき,顔を見た瞬間に悟りました.掛ける言葉が見当たりません.自分が受かっているのに,どんな慰めも意味がありません.素直に先輩にケアを任せました.
勉強すれば合格できる?
結果としては,研究室のメンバーが数人落ちました.
落ちた人が意外な人でした.その人は,皆より院試勉強を始める時期が早く,私が過去問を3年分終えるころには,10年分が終わっていました.
皆よりも研究室に多く通い,より多くの勉強をしていたのに,このような結果になってしまいました.
どんな事でも共通しますが,努力=成功ではないので,自分が必要な努力量を見極めて挑んでください.
まとめ
先輩や先生の発言で自分を安心させるな
先輩や先生が試験が簡単だとか,内部生は大丈夫だとか言っても,それを鵜呑みにしてはいけません.
やはり大学院入試は倍率が低いとはいえ,受験する者たちは大学受験を突破した強者ぞろいです.
全員が辛い大学受験時代を乗り切った,ある程度の実力があり,ある程度の努力ができる人間です.そのような心持で臨みましょう.
前年度の結果で自分を安心させるな
いくら前年度が内部生が落ちなかったとはいえ,今年は変わるかもしれません.
事実,私の学校では前年度は内部生が落ちなかった学科が,今年は結構の人数が落ちています.
これは入試の結果が分かるまで,知る由はありません.
「前年度大丈夫だったからいけるっしょ」と思っている人は気を引き締めた方がいいです.
以上,受験の心得でした.
・大学院入試に対してのモチベーションが低い方
・内部進学は余裕だと先輩から聞いている方,または思っている方