【理系大学院生】就活・夏インターンはいつから準備を始めるべきか

【理系大学院生】就活・夏インターンはいつから準備をはじめるべきか

こんにちは! けい(Twitter)です。

今回は理系大学院生がいつから就活を始めるべきかというテーマで書いていきます。

私自身機電系で、メーカー・電機などのものづくり企業メインで就活をしているので、そのような企業のインターン時期に合わせた情報です。

大学院生の日常

授業

大学4年生では、普通に単位をとっていれば授業はほとんどなかったと思います。

大学院生になると、一気に授業の比重が大きくなります。しかも、単位は落とせないので何よりも優先して行うべきことになります。

大学生の時と同じか、少し少ないくらいの授業量だと思ってください。
近年はオンライン授業に代わってきたので、対面と比べて比較的自由に時間が使えるようになったので、以前よりは時間を有効活用できるようになったと思います。

研究

大学院生なので、やはり研究の質は大学生の頃より求められます。

研究がどこまで求められるかは、研究室や研究室内でのテーマに依る所が大きいです。
隣の部屋の研究室はほとんど人がいないのに、自分の研究室は人が毎日来ていることがあったり、研究室内でも忙しい人と忙しくない人がいたりと、そんなカオスな状況です。

博士課程に進まない限り、修士課程に進む人は就活に有利になるから、という理由で進む人がほとんどだと思います。
研究は2年で終わるけど、就職は一生響いてくるので、ここら辺のバランスを考えて行動を選択する必要があります。

アルバイト

大学院生、この時期が人生で一番貧乏な時期だと思います。

家庭が裕福な人は関係ないですが、ほとんどの大学院生が奨学金を借りている現状からも、アルバイトを行う学生が大半だと思います。

また、大学院生が忙しくなるからという理由で、大学院生から一人暮らしを始める人も多いと思います。そのため、尚更お金が必要になります。

私自身は、奨学金とブログからの収益で生計を立てています。

未来の自分が就職してお金を稼げばいいという自己暗示をかけて、アルバイトはせず借金(奨学金)で飯を食っています。

就活開始:夏インターンのエントリー

大学院生が初めて直面する就活イベントとして、夏インターンがあります。
修士1年目で行くことになります。

夏インターンは採用と大きく結びつきます。夏インターンに参加した学生だけ裏ルートの採用があったり、本選考での書類選考が免除されたり、とかなり優遇されます。

夏インターンに力を入れている企業が多く、複数のテーマごとに1~5人程度をとって職場密着型の実践的な経験を積むことができるプログラムが多いです。
企業側もこれだけ力を入れているのに、採用活動と関連性がないなんていうバカみたいな話があるわけないですよね。

応募時期

リクナビやマイナビを利用して、インターンのエントリーを行います。
インターンの情報が解禁されるのが、6月です。

しかし、応募時期が始まってから就活を始めるのは圧倒的に遅いです。

応募締め切りが6月の第二週目の企業がありますし、早い企業ではゴールデンウイークに応募締め切りの企業もあります。
ほとんどの企業では6月に情報が解禁されますが、マイナビやリクナビを介さず、早めに応募を始めている企業もあるので、行きたい企業は早めからチェックすることをお勧めします。

ES(エントリーシート)

インターンの応募をするときに、サイト上で複数の質問に答えます。
昔は手書きで行っていて、エントリーシートと呼んでいたため、今でもそのように呼んでいます。

代表的な質問としては、「学生時代に頑張ったこと」、「自己PR」、「志望動機」などがあります。
これらがそれぞれ100~800文字程度で出題されます。

ESを夏インターンで初めて書くことになると思いますが、意外と時間がかかります。
また、企業ごとに書く必要があるため、それぞれの企業ごとに志望動機などを考える必要があります。

SPI

ES提出と同時に、SPIと呼ばれる、Web上でテストを受ける必要があります。
要は学力や性格診断を見て、企業側の判断材料になります。

SPIは高校までの知識で解けますが、ある程度の訓練をしなければ時間内に解ききることができません。
問題自体は時間をかければ解けますが、時間が圧倒的に足りません。

そのため、SPI対策本で勉強して地道にSPIを解けるようにするのが定石です。

面接

インターンシップで面接まで行けたら万々歳です。

厳しい書類選考を勝ち抜いて、面接のステージに立つことができます。

しかし、面接に行けたからいって気を抜くのはまだ早いです。企業もコミュニケーション能力を一番重視していることからも、対面での能力を重視しています。

世間一般の通説ですが、面接で半分まで絞るというように言われています。

この面接を通過すれば、晴れてインターンシップに行くことができます。

いつから始めればいいか

じゃあ一体いつから始めればいいかについて見ていきましょう。

5月まで

この時期にできるだけ就活を進められるかが勝負です。
やることは山盛りです。

  • 業界研究
  • TOEIC
  • SPI

順にみていきましょう。

業界研究

インターンを受けるにあたって、手当たり次第に受けるわけにもいきません。
インターンの実施される時期が被っている企業が複数あります。
つまり、複数の企業でインターンに合格しても、実際に行けるのは数社のみです。

この現実があるため、本当に行きたい企業をある程度絞っておく必要があります。

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TOEIC

グローバル企業で活躍する人材として、TOEICがあって損はありません。

TOEICの点数が良いからと言って採用になる可能性は低いですが、TOEICの点数が低いから不採用になる可能性は否めません。

この記事は大学院生向けの記事なので、大学院に進む人はある程度の英語力があるという証明になると思いますが、やはり点数として能力を示すことができるのは自信に繋がると思います。

そのため、TOEICの点数が低いと採用に不利になるのではないかと、不安になる人にはお守り程度に点数を取ることをお勧めします。

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SPI

SPIはスピード感が求められるので、どれだけ勉強ができる人でも、練習を積んだ方がいいです。
SPI対策本で練習を積めば、似たような問題が出題されるので、必ずスピードアップできます。

SPIで落とされるのは勿体ないので、コツコツ勉強を続けましょう。

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5月~7月 ES対策

5月くらいには使用頻度の高い質問に対しての答えを書き始めておくと安心です。

OpenESという無料のサービスを使うと、すべての企業に対応できるような答えを準備しておくことができます。

ESは自分一人ではなく、複数人の先輩や同級生に見てもらい、磨き上げていく時間が必要です。
そのため、余裕をもって取り組んでいきましょう。

6月~8月 面接練習&インターン準備

早い企業だと、6月に書類選考の結果が来て、面接が始まります。

面接は基本的にはESの内容に沿って質問が飛んできます。
そのため、ESに書いた内容を自分の言葉で話せるようにする訓練をしておくと良いです。

また、ESに書いていないことを聞かれたり、逆に質問を求められたりすることがあります。
このように、全ての質問は想定することは出来ませんが、いくつかの質問に対する答えを用意しておくことで、似たような質問が飛んできたときにも対応することができます。

面接を通過してもまだ気が抜けません。
インターンに参加する際に、企業のことを徹底的に調べておくことで好印象を与えることができます。
ラストスパートの企業研究は欠かさないようにしましょう。

最後に

授業に研究にアルバイトに就活、、
ほんと涙が出てきますよね。。

でも、全ては自己実現のために行っていると思います。
こうなりたい、ああなりたい、それに向かって日々頑張っているのですよね。

このサイトを見てくれているってことは、少なくとも就活に興味を持っている方だと思います。
就活を通して、自分の希望の未来を模索している。素晴らしいです。

最後に名言を引用します。

人生の目的は、いかに自己実現をして充実した人生を送るか。

その(自己)実現の手段が会社であり仕事なんです。

ツールなんですよ、これは。

木村政雄『プロ論。2』