こんにちは! けい(Twitter)です。
今回は、Raspberry Pi をUSBブートさせる方法について、まとめていきたいと思います。
といっても、SDカードにOSを書き込む方法と全く変わりありません。
なので、特に大変な作業があるわけではないので大丈夫です。
今回の方法は、以下のラズパイで正常に動作することが保証されています。(参考)
ラズパイ4B、ラズパイ400、ラズパイ3B+
目次
HDD/SSDにOSをインストール
それでは、「Raspberry Pi Imager」というソフトを使用して、Raspberry Pi OSをインストールしていきます。
次の順に説明していきます。
- Raspberry Pi Imagerをインストール
- Raspberry Pi Imagerを使用して、HDD/SSDにRaspberry Pi OSをインストール
Raspberry Pi Imagerをインストール
ラズパイ公式サイトにアクセスします。別タブで開くと思うので、このサイトと並行して作業を進めていきましょう。
WindowsでもMacでもこの後の操作はほとんど変わりません。(macOSの場合は後で管理者権限のパスワードの入力が求められます)
このページまでスクロールして、Windowsをお使いの方は「Download for Windows」をクリック。
MACをお使いの方は、「Download for macOS」をクリック。

クリックすると、「Raspberry Pi Imager」というアプリがインストールされます。
Raspberry Pi OSをHDD/SSDにインストール
HDD/SSDをPCに接続します。
検索窓で、「Raspberry」と入力するとアプリが出てくるので、クリック。

アプリが起動したら、「CHOOSE OS」をクリックして、一番上に出てくる「Raspberry Pi OS(32-bit)」をクリック。
次に、「CHOOSE SD CARD」をクリックして、認識されているHDD/SSDをクリック。
今回私は、家に転がっていた1TB、I-O DATA製のHDDを接続したので、正しく認識されていることを確認しました。
最後に「WRITE」をクリックします。ここで、”SDカード内のデータが消えても大丈夫ですか?”という警告が出てくるので、「YES」をクリックしてください。
これでHDD/SSDにRaspberry Pi OSの書き込みが開始します。
終了すると下のような画面が出てくるので「CONTINUE」をクリックして、HDD/SSDをPCから抜きます。

これでHDD/SSDへのOSのインストールは終了です。
起動させる&初期設定
HDD/SSDを接続し起動
今回は、Raspberry Pi 400に接続して動作確認をしました。
このとき、USB3.0に接続することをお勧めします。USBの接続口が青色になっているものがUSB3.0です。

HDD/SSD、キーボード(今回は400なのでなし)、マウス、ディスプレイを接続し、電源を投入します。
その後、普通にRaspberry Pi OSが起動するので、セットアップを行い使えるようになります。

セットアップの方法については、以前の記事を参照してください。
また、モニター接続なしでOSのインストールをする方法についても以前の記事でまとめているので、ラズパイzeroのセットアップなどで利用してみて下さい。
容量確認
ラズパイのセットアップが終わったら、次のコマンドを入力してHDD/SSDの容量が正しく認識されているかを確認してみます。
ターミナルを開いて、次のコマンドを入力しEnterを押します。
df -h

/dev/rootの容量が917GBとなっており、1TBのHDDが正しく認識されていることが分かります。
最後に:HDD/SSDブートをしてみて
今回、HDD/SSDにRaspberry Pi OSをインストールして、USBブートをしてみました。
今回私はHDDを接続しましたが、明らかにSDカードで使用していたよりもサクサク動くようになりました。
また、SDカードは何回か書き込みしていると壊れやすいので、その点でもSDカードよりも優れたパフォーマンスを発揮できます。
SSDはまだ少し高いですが、HDDなら1TBで6000円程度と結構お値打ちで買えます。
(SDカードは256GBで4000円くらいする)
これなら、SDカードを買わずに大容量&安心の外付けHDDが一番賢い選択のような気がします。
ただし、外付けHDD/SSDは、配線&スペースが増えるというデメリットもあるのでご注意を。
それでは、良きラズパイライフを!
ラズパイがSDカードブートの時よりもサクサクに動くようになったワン!