こんにちは! けい(Twitter)です。
今回は、最新のRaspberry Pi製品である、「Raspberry Pi Pico」について、ラズパイと接続してmicropythonで開発する方法をさくっと紹介していきたいと思います。
目次
ラズパイとラズパイPicoを接続
公式のドキュメントに沿って進めていきます。
これ以降、ラズベリーパイのことを「ラズパイ」、ラズベリーパイピコのことを「ラズピコ」と略します。
microusbの用意
ラズパイとラズピコを接続するのにmicrousbが必要です。
ここで注意することは、microusbが通信用であるかということです。
microusbには充電用の物も存在し、その場合はラズパイとラズピコとの通信ができないため、接続してもうんともすんともいいません。
なので、お使いのusbケーブルが不安または接続できない場合は通信用のケーブルを買うことをお勧めします。
接続方法
まず、ラズパイにmicrousbを挿します。
ラズピコに、「BOOTSEL」というボタンがあると思います(図の赤丸)

それを押しながらmicrousbを挿しこみます。
挿してから3秒ほど待って、ボタンを離します。
ファームウェアの書き込み
上の手順で接続が完了したら、このような画面が表示されます。

ここで「OK」を選択します。
そうすると、ファイルが開くので、図の赤丸の「INDEX.HTM」をダブルクリックします。

ラズパイ公式サイトが開くので、下の画面までスクロールします。
「Getting started with MicroPython」をクリックします。

「Download UF2 file」をクリックして、ファイルをダウンロードします。

ダウンロードできたら、ファイルを開いて、/home/pi/Downloadsに先ほどダウンロードしたファイルを確認します。
そのファイルを左の「RPI-RP2」にドラッグ&ドロップします。

書き込みが完了すると、右上にこのような文字が表示されます。

これで、MicroPythonのファームウェアの書き込みが完了したので、MicroPythonを自由に使うことができます。
MicroPythonでLチカ
それでは、MicroPythonのプログラムをラズピコに書き込んでいきましょう。
ラズパイに元々インストールされている「Thonny Python IDE」を使ってプログラミングを行い、ラズピコにプログラムを送信することができます。

Thonny Python IDEを開きます。
右下の赤丸の部分、デフォルトで「Python 3.XX」となっている所をクリックします。

「MicroPython(generic)」を選択します。ラズピコを接続していないとでてきません。

これでMicroPythonを書く環境が整ったので、適当に公式サイトを参考にしてLチカのプログラムを書きます。

import machine
import utime
led_onboard = machine.Pin(25, machine.Pin.OUT)
while True:
led_onboard.value(1)
utime.sleep(2)
led_onboard.value(0)
utime.sleep(2)
プログラムを書けたら、「Save」をクリックします。
どこにセーブするの? と聞かれるので、下の方の「MicroPython device」をクリックします。

「File name」にpythonファイルとして保存します。名前は何でもいいです。

保存が出来たら、「Run」をクリックすればプログラムが実行されます。
まとめ
ラズピコでMicroPythonのファームウェアの書き込みから、Lチカまでやってみました。
ラズピコ、という名前は定着するのでしょうかね?
ラズパイもいつからラズパイという名前で受け入れられるようになったのでしょうか。
世界は不思議であふれていますね。
では!